新暦の9月13日
表千家を中心に「天然忌」が行われる
表千家七代如心斎天然宗左宗匠の命日は旧暦の八月十三日
現代では新暦を用いる代わりにひと月遅れの9月の13日を当てている、ということのようだ
(これについては、利休忌も同様:旧暦二月二十八日を新暦3月28日に)
家元制度の確立
七事式の制定
いわゆる千家名物の選定
記録・史料の整理
など
流儀としての千家茶の湯の基盤を固め
後世まで続いていく千家茶の湯の流れを整えたのだから
いわゆる流儀茶の世界で
千家中興と仰がれ
天然忌が行われるのも
ごもっとも
そうしたことはさておき
個人的には
実際に行った茶事の様子
稽古の姿勢
大龍・無学和尚についての参禅
大徳寺・玉林院への参篭
覚々斎原叟宗左宗匠の茶の湯からの影響
紀州徳川家での勤め
三井家・鴻池家・冬木家などの豪商との関係
堀内仙鶴・川上不白などとの交流
俳句入りの画賛や書
などが興味深い