***
茶の湯で用いる灰は、使うたびに消費されるのではなく、使い終わったら集め、雑物を除き、茶汁をかけて、自然乾燥させ、ふるって、適当な湿り気のある炉の灰(濡れ灰)にする。
この濡れ灰をさらに乾燥させ、乳鉢ですって細かくしたものが風炉の灰である。このように、茶家の灰は一年周期で循環する
(図参照)
***
(『灰形と灰の作り方』 指導:堀内宗心)
・・・こうした、茶の湯の灰の成り立ちと性質、循環のようすがわかると、灰が面白くもなり、味わい深いものにもなり、有難くもなるなー。
楽みながら、お灰様をお育てしよう、っと。