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蒔灰の作り方 (『灰形と灰の作り方』より)

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蒔灰というのは、土風炉などの時に使う鱗灰を蒔く灰で、原材料は風炉用の灰であります。
風炉の灰は、風炉の灰形を作るには適当な粒度でありますが、板状の鱗灰を作ることはできません。
蒔灰用の灰を作るには、色の良い風炉灰の一部を取り分け、乳鉢に入れて、根気よくすります。
粒度が細かくなるにつれて、灰の色は白みを帯びるようになります。
これはすることによって、灰の粒子の径が小さくなり、波長の短い白い光を散乱しやすくなるためであります。
この場合にも粒度に適当な大きさがあります。
あまり粒度が細かくなれば、粉体は液体に近くなり、形を作りにくくなります。
乳鉢の中で乳棒を上下すると、餅つきのような音と動きを感じるようになります。このあたりがする限度であると思います。
鱗として板状に固まるためには、粒度とは別に、ごくわずかな水分が必要であると思われます。
完全乾燥すれば、粒子は固まらないはずであります。
粒子と粒子を結合させるもの、すなわち水分が必要であります。

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(『灰形と灰の作り方』 指導:堀内宗心)


ああ、そうなんだー!?

そういえば、確かに!

僕も自分の灰を練っていて、そういう状態、餅つき状態になった時があった。
あの辺が、頃合いだったんだなあ。
僕は、その後も練っていて、だんだん、粉が液体みたいにサラサラと流れるようになってきた。
そうなると、灰形を作っても、なんだかポワッとして、決まりにくい、というのを実感していた。

うーん。

理想の風炉灰への道は遠し。

まずは、
炉の灰を、使って、手入れして、よい風炉灰の材料に育てるところから。
年期が要るな。

じっくりいこう。
by so-kuu | 2012-10-05 19:58 | 湯相・火相(炭・灰) | Comments(0)
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