人気ブログランキング |

風炉の景色としての灰形 堀内宗心宗匠からのひと言

***

風炉の形と灰形については、昔からいろいろの合わせ方があったと思われますが、
これを正確に資料をたどることは難しいと思います。

昔は今日のように、入念に時間をかけて、稜線のすみずみまで、ていねいに押し上げるというようなことはなく、手早くさっと押して使ったようにも聞いています。

しかし、風炉に合わせて灰形を決めるということは、次第に定着してきたことは事実で、ことに流儀によって、その好みに応じた灰形が定められてきたと思われます。

表千家の灰形は割合に単純で、直線(一文字)と丸でありますが、丸は風炉の形との調和、また、一文字は風炉を灰形できりっとしめる趣があります。
土風炉の場合に、前欠き風炉のときは手前を直線にせず、懐を囲んで丸く囲い、向うのほうは遠山といって、なだらかな山形に収め、灰山に奥深味を与えるのであります。
遠山というのは遠くの山という意ではなく、先を尖らせず、なだらかな山にする意であります。


***


・・・そうなんだよな。

今のような灰形なんか、昔はなかった。
茶の湯創成期のオリジナル数寄者たちの灰は、今と違うものだった。
ということは弁えておくといい、と思う。

その上で。
今ある灰形の意味するところは?
なぜこのような灰形がつくられてきたのか?
と問い、考えてみるといい、と思う。
by so-kuu | 2012-08-28 06:15 | 湯相・火相(炭・灰) | Comments(0)
<< 灰形と風炉の向き 堀内宗心宗匠... 「茶人は火事に遭ったら灰を持っ... >>