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【茶人とは?】 「なかなかいいですねぇ」と言う茶人は、茶人か?

 
 
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なかなかいい茶碗ですねぇ

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手伝いで参加した茶会にて

拝見を終え、次の客に茶碗をまわしたある客が、そう仰るのを聞いた


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いい茶碗ですね、でもなく

とてもいい茶碗ですね、でもなく

「なかなか」いい茶碗、だと


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??????「なかなか」??????

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この状況で「なかなか」は、失礼な言葉だろう


亭主を見下しているみたいだ


茶席に「なかなか」などという褒め言葉はあるものではない

と、僕は思うけれど


如何???


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全肯定しないで、「なかなか」などと含みを残すことで、自分の茶人としての眼力を誇示するような、そんな態度は、浅ましいことだ、と僕は思う


そういうことを平気な顔で言う人が、お数奇者面している


「茶道界」って、そんな世界なのかな?


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ひとの振り見てわが振り直せ


自分なら

客である自分が、道具をどう観て、どう感じようと、亭主に掛ける言葉は「大変結構です」にしよう

“難もあるけれど、良いところもある”ものなら、「面白い」と言えばいいと思う

褒めるところがないのなら、「なかなか良い」等と中途半端で後味の悪いことは言わず、その道具については触れなければいい、と思う


道具に限らず、客になったらご亭主を助け、共に一会を楽しく過ごしたいと思う。


茶の湯是常識。


勉強させて頂き、ありがとうございました
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by so-kuu | 2009-03-26 12:13 | 茶人 | Comments(11)

【追悼】 「無心」 … 第十三代中里太郎衛門さんの言葉

  
 
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昔の朝鮮のものはいい。

現代の、日本のものは、ダメだ。

我が強くていかん。

すぐに飽きて、使えなくなってしまうよ。

無心。

それが大事。


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中里逢庵(第十三代・中里太郎衛門)さん。

東京新宿・高島屋の展覧会にてお目にかかった。
茶碗の観方ついて、唐津焼について、桃山・朝鮮の陶技について、現代の茶陶について、1時間ほども、お話を伺った。
素朴で飾らない、気さくなお人柄と、手のひらから語られるような、力強い言葉に、惹かれた。


ご逝去に際し、ご冥福を心よりお祈りします。



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中里逢庵さん死去:500人が最後の別れ /佐賀
 
 日本芸術院会員で唐津焼の重鎮・中里逢庵さん(享年85)の葬儀が16日、唐津市鏡の葬祭場でしめやかに執り行われ、文化関係者ら約500人が最後の別れを惜しんだ。

 地元の保利耕輔自民党政調会長の代理で参列した夫人や古川康知事夫人の弔辞に続き、坂井俊之市長も「唐津の文化財保護活動の柱となって文化財の保存と伝統文化継承に尽力いただいた」と遺徳をしのんだ。

 読経の中、参列者が次々に焼香。自慢の作品を手にほほ笑む柔和な逢庵さんの遺影に手を合わせ冥福を祈った。会場には逢庵さんの作品や写真パネルも展示され、参列者の涙を誘っていた。

 「唐津焼とたたき技法のルーツ探し」をライフワークにした逢庵さんは、作陶とともに研究旅行で世界を飛び回り、唐津焼の探求に心血を注いだ。

 後進の育成にも意欲的で亡くなる直前も自身が会長を務めた日本工匠会の作品審査のため東京へ出張するほどだったが帰宅後、容体が急変。12日、市内の病院で亡くなった。

【田中操】


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by so-kuu | 2009-03-21 15:12 | 茶人 | Comments(0)

【大先生語録】 小物こそ…

 
 
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着物も、そりゃあいろいろありますけれど。

着物そのものよりも、足袋・半襟・帯締、そういう小物が、目を引くもの。

いくら着物が立派でも、小物に手を抜くと、それはもう、それなりにしか見えませんよ。

小物こそ、しっかりとしたものを身に着けなければダメよ。

***


…ハイ。
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by so-kuu | 2009-03-21 02:01 | 茶人 | Comments(0)

喜左衛門井戸で茶を飲む  (井戸茶碗拝見記 番外編)

茶の湯で茶碗の最高峰と言われる、「井戸」。

それが、どんなに素晴らしいのか?
僕には、まだ、わからないだろう。

だって。

名物の井戸茶碗でお茶を練ったことも、飲んだこともないから。

でも。

確かに、カッコイイ。

井戸茶碗。

なので。

井戸茶碗を観る機会があれば、よーく観てみよう。



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「大井戸茶碗 銘 喜左衛門」。


数ある茶の湯の茶碗の中でも、名碗中の名碗、とされる、一碗。

僕はまだ、実物を観たことがない。

(追記:この後、目黒の宗慶宗匠展でみた ・・・ 感想は追って書きます)

が。

師匠は、喜左衛門井戸で茶を飲んだことがある、という!


ある茶会で、持主(大徳寺・孤篷庵の坊さま)が、おもむろに出してきたそうで。

手にとって、見せてもらった、という話だと思って聴いていた。

そういう国宝クラスの茶碗ってのは、特に「喜左衛門井戸」だし、

“見るだけ”で、実際にお茶を練ったり点てたりして使わないものかと思っていた。

なので、茶を点てて飲んだ、と聞いて、ビックリ。

「写し」じゃないの?と考えたりもした。

でも。

本当らしい。


へえ。

そんなこと、あるんだな。


ならば。

いつか、僕も…。


やっぱり、茶碗は、触って、お茶を練って、お茶を点てて、飲んでみないと、わからないもの。
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by so-kuu | 2009-03-17 08:46 | 茶道具 | Comments(0)

【マイ歳時記】 啓蟄2009 ~ 春の気 鳥の音 桜の蕾

春だ


いやあ

春だなあ


空気が冷たくなくて

まるでそこにないかのようで

いや

冷たくも温かくもない空気が

しっとりと僕を包んで満ちているのがわかる


道端の木にシジュウカラが止まって

啼き交わす声が聞こえる


見上げる桜の枝の

つぼみは黄緑色をしているんだなあ



啓蟄


こもりむしとをひらき


お山のクマさんも、そろそろ、お目覚め?



ああ


ふきのとうが食べたい
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by so-kuu | 2009-03-16 12:48 | 自然ということ | Comments(0)

【稽古ノート】 仕舞いのときはサラリと…

 
 
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お仕舞いになったら、手早く、サラリとしたほうが良い。
まだ、一つ一つの所作が丁寧に過ぎて、“流れ”が感じられない。
もっと、サラリとスムーズに、手早く、仕舞いつける方が、粋でしょ。
お仕舞いなんだから。

***


社中同輩のアドヴァイス。
ありがたい。

大先生にも、「お濃茶は厳粛に。お薄はサラリと、ですよ。」と言われ続けている僕。

やっぱり、お茶は人だな。
人柄やクセが、どうしようもなく出るものだ。


序、破、急。

守、破、離。


さあ、精進。
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by so-kuu | 2009-03-14 17:47 | 点前 | Comments(0)

越後 (井戸茶碗拝見記)

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大井戸茶碗 銘 越後殿井戸。

世田谷の静嘉堂文庫でやっていた茶碗展で会った。

それひとつで、ひとつのガラス・ケースに収められて展示されているのは、さすがは、井戸。


うーん。

荒くれている、とでも言おうか。


「喜左衛門井戸」のような豪放な荒々しさ、というのとは違う。

轆轤目が強く出ているから?
高台周りの削りが鋭いから?
にゅうやほつの直しが多いから?
口辺や見込の茶味がかった変色が目立つから?

いやあ。

「時代」というのか、汚れ・傷みというのか。


僕の好みじゃないな。

例えば、呉れる、と言っても、ご辞退したい。

この「井戸」なら、他に展示されている、山水図呉須茶碗か、織田有楽旧蔵の呉器茶碗を所望したい。


***


隣には、もうひとつ、井戸茶碗「金地院」があった(…別ページにて)。



追記:

みる眼も変わるもので
次にみた時には、とてもいい茶碗に見えた
詳しくは別ページで
越後 その2 (井戸茶碗拝見記)

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by so-kuu | 2009-03-14 17:30 | 茶道具 | Comments(0)

細川 (井戸茶碗拝見記)

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細川井戸。


何でも、「天下三大井戸茶碗」のひとつ、とか。

それはどうでもいいけれど。

「細川井戸」をこの眼で、よーくみてみよう。


と、出かけた畠山記念館。

こじんまりとした展示室が、なんだか、イイな。


で、ご対面。


一言で、感想を述べるならば…


「健康優良児」。


腰は丸く

高台は真っ直ぐ

(足の長いカフェ・オレ・ボール、って感じだ)


自然なゆがみはあるものの

竹の節や轆轤目にも、薬や肌にもゴツゴツとした感じはなく

いたって全うな作行き


外見にも、見込みを覗いて見ても、タップリと雄大

肌はわりとカラッとして、黄味が強くて

影のない、明るい感じに見えた


***


その後。

漫画『へうげもの』を読んでいて。

描かれる細川忠興(三斎)の愚直さに、その丸い額に、「細川井戸」の面影を見たりして…。





追記:


隣にあった、小井戸茶碗(古井戸茶碗)「麓寺」が、細川よりよかったなあ。
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by so-kuu | 2009-03-12 13:04 | 茶道具 | Comments(0)

【大先生語録】 即中斎宗匠の濃茶

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お濃茶というのはねぇ

練るんですよ

ただ混ぜればいい、というんじゃないの

手先でなくって

“体全体で”練るんですよ


表千家のご先代、即中斎宗匠のお濃茶は、美味しかった

あたくし、表千家さんの初釜には何十年と通いましたけれども

本当に、体全部で、こうやって(注:身振り手振りを実演)、全身全霊で濃茶を練られるの

ああ、濃茶というものはこんな風にして練るものか

一服の茶をお客様に差し上げよう、というのは、このようなものか

と感じ入って、

ええ、そりゃあ大変に勉強になったものよ



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(大先生語録)
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by so-kuu | 2009-03-11 23:59 | 茶人 | Comments(0)

【稽古ノート】 茶をはいて、均した後、トンと打つ際の茶杓の持ち手がキレイになるように…

Q. 茶をはいて、均した後、トンと打つ際、茶杓の持ち手がキレイになるように…どこかで持ち手を替えるのか?

A.

①茶をはく
②茶を均す
③茶杓に付いた抹茶を払うために、茶杓の先を茶碗の腰辺りにトンと打ちつける

このうち、①と②の間で持ち替えればよい

均した後、持ち替えてトンと打つより
茶をはいたら、そこで茶杓を持ち替えて茶を均し、そのままの手でトンとした方が、流れとしてキレイでは?

(先生談)
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by so-kuu | 2009-03-10 19:19 | 点前 | Comments(0)