カテゴリ:自然ということ( 90 )

月是月空是空 (中秋の名月2012)

今年の中秋の名月(旧暦八月十五日の月)は
新暦でいうところの9月30日

台風で見えないだろうと、前夜にお月見をした

ほぼ真ん丸のお月さまに
ムラムラと雲が流れかかっていた


村田珠光が言った(ということになっている)、

「月も雲間のなきは嫌にて候」

の言葉がふとよぎる

いやいやいや

そんな言葉はどうでもいい

月に雲がかからぬのはイヤ、だなんて、偏っちゃってるよ

(なんでもかんでも完全性を拒否する、
不完全の美を良しとするのが「侘び茶」の美学だ、
とかいう物言いも、偏っている、
と僕個人は感じている。)


いつの月も、その時その場所で、いま・ここ、に、美しいのだ


翌日、

台風は思いがけず、サラリと東京を過ぎた

ベッドに入ると窓がやけに明るい

隣のマンションからの明かりでもない


あ!


急いでベランダに出ると、


まん丸お月さま!

まるで鏡のように、それはそれはブライトな月光を地上に届けている

強風と雨が空気中の塵を払い去り、それはそれはクリアーな夜空



もう、なんだか

月が月!

空が空!

って感じ



「月是月空是空」



「月のくまなきはナンチャラカンチャラ」とか、

「中秋の名月」がどうした、とか、

そんなことはどうだっていい


自然は、自然だ!






追記:

次の日も、また次の日も

しばらくは、お月見の楽しい時がつづきます

そして、春夏秋冬、日に日に、夜ごと夜ごとに、

僕は、空をみあげ、月を眺め続けよう、っと
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by so-kuu | 2012-10-02 21:49 | 自然ということ | Comments(0)

春は花とみな人ごとに昔よりいへどもわれは茶の目うれしき


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春は花とみな人ごとに昔よりいへどもわれは茶の目うれしき

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(千宗旦)
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by so-kuu | 2012-05-02 22:12 | 自然ということ | Comments(0)

Happy New Spring!!! 2011辛卯立春

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Happy New Spring!!!


(2011年辛卯立春)
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by so-kuu | 2011-02-04 11:59 | 自然ということ | Comments(0)

炉開きはいつ? その1 茶の湯の習わしと自然ということ

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(画像:炉辺。WWWより。)

 
新暦2010年の11月9日は。
旧暦の十月四日で。
月日に十二支を当てはめていくと、亥の月の最初の亥の日に当たるそうで。

で。
その“亥の月の最初の亥の日”に、茶家では、風炉を閉じ、炉を開くんだとか。

いわゆる「炉開き」または「開炉」ってやつ。

---

ところで。

どうして亥の月亥の日に炉を開くのか? って?

それは、ひとつには、陰陽五行説からの言い分のようだ。

なんでも、亥の月ってのは、陰の気の極まる「極陰」の月なんだそうで。
陰の気が極まると同時に陽の気を孕む、とか。

そして、亥の日ってのは五行では「水」の日に当たるそうで。
炉を開き、火を使う炉開きを水の日に行うことで、“火伏せ”の意を込めている、とか。

---

へえ。左様ですか。

そうした古くからの習わしを知っていて、尊重するのは悪くないかも。
現に、僕は、新暦より旧暦が好きだし、二十四節気七十二候を意識しながら暮らしている。

---

但し、ドグマ・教条主義に囚われないように、気をつけたいもの。

「柚子の実の色付くころに炉を開く」

とは、(言い伝えに間違いがなければ)利休居士の言葉とか。

その柚子の実は、暦や陰陽五行説など知らない。
ただ、その年、その季節、その「今」を生きるのみ。

自然そのものを見つめ、感じ取って、その中で生きる。

僕も、そっちで、いきたいものだ。

---

温暖化とも言われるこの頃では、茶書が書かれた桃山・江戸の頃より、晩秋も立冬も、きっとだいぶ暖かいだろう。

柚子の実も、かつてより色付くのが遅いんだろうか?

別の例を挙げると、
炉開き・口切の茶席に欠かせない、ということになっている椿。
この頃では、その炉開きの時期には、まだ咲いていないことが多いじゃあないか。
遠い北国から取り寄せたり、早咲きの品種を見つけてきたりしてまで、炉開き茶席には椿を、というのは、さて、自然だろうか?

また、
炉開きは11月始め、と決め付けて、それに椿を間に合わせる、って、逆じゃないか?
椿が咲くのを待って、あるいは椿が咲き始めるくらいに寒くなって、炉を開くのが本来の姿だろう

---


暦や陰陽五行や習わしよりも、自然そのもの、いま・ここ、にこそ、ぼくらは寄り添っていきたいと思う。

それが自然だと思う。

茶の湯の世界の因習にただただ従ってお茶をするのは、なんかイヤだな。
目の前の景色・空気の冷たさよりも、習いを優先するとしたら、それはどうも解せないのだ。

自然にそって、自然の中で、自然の茶をしたいと思う。

僕の茶は、そういう風に行きたいなあ。

---

個人的には、風炉の名残をもっともっと引っ張って、冷え枯れていく今を見つめるのも乙なもんだ、
と最近では感じている。

風炉の火もなんだかうすら寒いなあ、とか

野辺にももう草花がないなあ、とか

一年越しの古茶の風味、とか

そういうものを、しみじみと味わってみるのも、面白いもんだと思う。

それがまた炉開き・口切りの嬉しさをグッと盛り上げもするし。

---

そして、僕の家の炉開きは、

柚子の実の色、椿の開花、日の光、枯葉や風の様子、朝晩の冷え込みなんかと相談しつつ、

“ああ、いよいお風炉は終いにして、炉に火を入れたいなあ”

と本当にしみじみと感じたら、としよう。

---

話をはじめに戻して。

炉開きはいつ?

と問えば。

まあ。

それは、お茶人さんそれぞれが決めればいいんだろうな。

それぞれの、お好きな時に、でいいんだと思う。

茶の湯、って、数奇の道、なんだから。

---

とはいえ。

巷(いわゆる今の茶の湯業界)では、ちょうど今頃が、炉開き、そして「口切」の季節。

「茶人の正月」を迎えている。

”カレンダーの11月から4月が炉の季節です”と言って憚らないお茶の先生も大勢いるだろうし。

お勉強好きなお茶の先生のところでは、厳密に今日の亥の月亥の日をもって開炉の儀を執り行っているかもしれない。

僕の通う稽古場でも、先日炉を開いて、お祝いをした。


今いる場所でしっかり勉強させて頂いて。

かつ、わたしの茶を求めていこうと思う。


そんな今年の亥の月亥の日のメモ。


続編: 「炉開きはいつ? その2 2012年のマイ炉開きの時季をさぐる」 はこちら、別ページへ
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by so-kuu | 2010-11-09 19:04 | 自然ということ | Comments(0)

朝日が…

ああ

朝日が

透明だ


「白秋」


って感じだな 
 
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by so-kuu | 2010-10-23 07:04 | 自然ということ | Comments(0)

花と虫とヒトと ~ 茶花・挨拶・侘び、ということ

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この季節。

雨上がりの朝には。

いつもの道を楽しみに歩く。

---

生垣に蔓が伸びて、昼顔の花が咲いている。

空を見上げる花びらが、しっとりと露を含んで、陽を受けて輝くのを観る。

---

いつもの道を、立ち止まりたちどまりする僕は。

道ゆくヒトたちの中でも、花ということには敏感な方だ、と自負しているのだけれど。

---

今日も、先客がいた。

---

蜂。

ミツバチ。

今日も、お先にお出ましだ。

覗き込んだ、昼顔の、そのラッパ型の花の中で、ぷりぷりとお尻を振って。

蜜を集め、胸や足に花粉をつけて。

隣りの花へ。

次の花、また、次の花へ。

雨上がりには、今とばかりに。

生垣に咲く花々の元へと通っている。

---

ああ。

いい眺めだ。

何だろう?

この、花と、虫との、好ましい感じは。

親和力?

それは、なんとも、幸せな光景。

---

花を愛する人は多い。

けれども。

ヒトがいかに花を愛でようと。

花は、ヒトのことなど、それほど気にしていないのだな。

---

花は、むしろ虫を愛しているようだ。

花々は、美しく咲き、芳しく香り、蜜を用意して、

そうして、花は、虫を待っているのだ。

---


それから、なにより。

花はその命をこそ咲いているのだ。

---

だから。

茶人よ。

咲いている花を、そう簡単に、手折りますな。

そして。

あなたが花を愛でようとする、そんな時にこそ、お茶人お得意のご挨拶を欠かすことなかれ。


「 … ご相伴致します … 」


---

ヒトよ。

看よ看よ。


この星の上で、僕らは、必ずしも、「正客」ではないのだ。


「正直に、慎み深く、驕らぬ」ように、「詫び」て参りたいもの…。




(以前書いたものを改めてここに載せておくことに)

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by so-kuu | 2010-07-09 12:05 | 自然ということ | Comments(0)

【マイ歳時記】 梅雨のはしり 五月雨に想う

降る

このところ

降る、降る


降っては晴れて

また降って

を繰り返す時季が

一年のうち、何回かある


そんな時が、僕は好きだ


そんな日日の雨を受けて


あじさいが色付いてきた
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by so-kuu | 2009-06-03 11:15 | 自然ということ | Comments(0)

小手毬が咲いている ~ 春至百花為誰開

 
 
春分、清明、穀雨と節気の移りゆく間に

花々が咲いた


庭先のこでまりも

日に日に花を咲かせている


先日の茶席でも

小間に小手毬が入れられていた


なぜだろう

小手毬は僕の好きな花のひとつだ


白い花が好きなのかな


でも白木蓮は好みではない


いや


僕の好みなど言うまい


春至百花為誰開


自然は

ただただ

自然だ
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by so-kuu | 2009-04-22 11:42 | 自然ということ | Comments(0)

【マイ歳時記】 啓蟄2009 ~ 春の気 鳥の音 桜の蕾

春だ


いやあ

春だなあ


空気が冷たくなくて

まるでそこにないかのようで

いや

冷たくも温かくもない空気が

しっとりと僕を包んで満ちているのがわかる


道端の木にシジュウカラが止まって

啼き交わす声が聞こえる


見上げる桜の枝の

つぼみは黄緑色をしているんだなあ



啓蟄


こもりむしとをひらき


お山のクマさんも、そろそろ、お目覚め?



ああ


ふきのとうが食べたい
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by so-kuu | 2009-03-16 12:48 | 自然ということ | Comments(0)

【カテゴリ】 自然ということ

 
 
茶の湯とは…?


とつぶやくとき


僕の胸には


***

自然

***

という言葉が響きます



この 【カテゴリ】 自然ということ では

茶の湯と「自然ということ」について書いてみようと思っています
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by so-kuu | 2009-02-28 13:10 | 自然ということ | Comments(0)