胡蝶の茶の湯 ~ マイ茶事2017晩春

茶事をした

蓮月尼の歌と
裏鏊釜にて
往く春を想い
炉の名残を惜しむ

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灰と炭に拘って
火相・湯相を楽しむ

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飯が主役の懐石
脇役は汁
懐石は質素に
ただし、一汁三菜+預鉢+強肴という定番の献立に添って

お招き・おもてなしの茶事ではなく

茶事の進行のそこここに
ワークショップ的手法を取り入れて
主客共に茶事の楽しみを深める

・席入り直前の「炉中整え」(灰と炭、水釜)をあえてお客さまに公開
・初炭は詰客さまに
・後炭は正客さまに
・飯炊きをあえて席中、お客さまの目の前で

茶事をするもの同士が集って
茶事をする

当日も
終わってからも
ああだこうだ言い合って

愉しいこと


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# by so-kuu | 2017-04-15 23:00 | 茶事 | Comments(0)

炉を清める

炉を浄める

茶事のために

気持ちいい

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# by so-kuu | 2017-04-09 22:25 | 茶事 | Comments(0)

灰をふるう

灰を篩う

茶事のために

面白い





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# by so-kuu | 2017-04-09 22:22 | 茶事 | Comments(0)

炭を洗う

炭を洗う

茶事のために

楽しい






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# by so-kuu | 2017-04-09 22:19 | 茶事 | Comments(0)

亀末廣 (の看板)

亀末廣さん


看板


字も立派だけれど

枠がいい

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打菓子の木型でぐるりと囲んでいる

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ナイス・デザインで

楽しい





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# by so-kuu | 2017-01-21 22:03 | 菓子 | Comments(0)

亀末廣 一休寺 △

散歩帰りに

末廣へ

お目当ては「一休寺」

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大徳寺納豆が好きで、
大徳寺納豆を使った和菓子があると、
チェックしてみる・・・

美味い・上手いもの
そうでもないもの・やらない方がよいのでは?というもの
色々あって
また楽し


さて
「一休寺」

いわゆる大徳寺納豆をつかっている
けれど
「大徳寺納豆」ではなく
一休寺でつくられた
「一休寺納豆」なんだとか
(このあたりは商標権や仕入れの問題などがあるみたい)

また
「玄米落雁」
といってて
原料は玄米と和三盆だとか

”玄米落雁に一休字納豆を一粒いれた菓子”
ということになる


味は?
風味は?

僕の好みではないな
玄米好きの僕だけれど
落雁に特にピンとこない
納豆の粒が水っぽいのが気になる

やや大きいのも中途半端な気が

”大徳寺納豆入り落雁”
は京都だけでもいろいろあって
僕なら他のものを選ぶ

パッと見
侘びた感じが好もしくて
大きさも
茶事の干菓子に適当かな
と期待しただけに
残念


たとえば

大徳寺門前の松屋藤兵衛さんの「通い路」 (後述)

とか

他に

大徳寺粒納豆の磯田さんの「式部」とか
いろいろあろう

はイマイチだった

はちょっと似ているかも
僕にはイマイチ


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# by so-kuu | 2017-01-21 22:02 | 菓子 | Comments(0)

六角堂 と 刃物屋さん

2日目の朝

コーヒーと朝ごはん
に外出したついでに

六角堂へお散歩

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池坊さんの建物群にぐるりと囲まれて

生花発祥の地
だとかなんとか

お向かいの刃物屋さんのショー・ウィンドウに
豆鉋を発見
しかも安い

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見せてもらうと
細工用の2種

茶杓の荒削りに便利かな
と思ったのだけれど



*茶杓はあくまで切出一本で仕上げるものです、てのは僕はあまり気にしていない
 木賊なり紙やすりなりで仕上げる、という過程があるのであれば
 それまでの過程・刃物の種類を縛っても
 あまり意味がないと思う
 (もちろん、やすりは最低限の表面仕上げのみで、形は刀で全て仕上げる、という人がいるなら、それはお上手ですね、と思う)



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# by so-kuu | 2017-01-21 22:01 | 茶数寄の旅 | Comments(0)

STAY TUNE (in KYOTO friday night)

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STAY TUNE!

(in KYOTO friday night)






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# by so-kuu | 2017-01-20 22:23 | 茶数寄の旅 | Comments(0)

マイ歳時記 大寒 2017 鼈の沸き立つ鍋や…

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鼈の沸き立つ鍋や寒の夜




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# by so-kuu | 2017-01-20 22:00 | 懐石 | Comments(0)

京都市文化博物館 「日本の表装」

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京都市文化博物館へ

「日本の表装」展

表具にスポットライトを当てた珍しい良企画

本紙そのものを尊ぶことはもちろん

表装はいわば所有者の思い

すき=数寄ということ

実に楽しかった

図録も読み応えあり


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# by so-kuu | 2017-01-20 21:07 | 茶道具 | Comments(0)

伊藤組紐店 茶入の緒の色合わせ

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伊藤組紐店へ

真塗棗の袋を仕立てたので

その緒の色合わせに

片身替の袋なので
そのどちらの色ともぶつからない
糸を選ぶ

金茶系の色がよいのだけれど
似たような色の糸が沢山あるもので
ひとつひとつ
袋に当ててみて
微妙な違いを感じつつ
結局
袋より色がやや濃い目のもの(そのほうが締まると感じる)
袋と色のトーンが近いもの(緒が浮かないこと)
彩度のやや低い色調のもの(草の茶の湯に使いたい渋い好みに)
を選び
見本として糸を買った

追って
糸を緒にしてもらい
またすがり糸も求める予定




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# by so-kuu | 2017-01-20 21:06 | 茶道具 | Comments(0)

金戒光明寺 西翁院 紫雲庵(「淀看の席」)藤村庸軒作

金戒光明寺へ

西翁院が久々の特別公開

「紫雲庵」(=通称「淀看の席」の方が有名か)を
よーくみてみる

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宗旦四天皇の1人
藤村庸軒の作

本勝手
三畳
下座床
宗貞囲い
というところ

洛中や淀大阪方面を見下ろす
この地の景観に合わせた囲い

傾斜地に立つ本堂床面と茶室の床面が同じなので
少し低い露地から
たたきを経ての
にじり口が高い

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なので
その手前への石のが大きく、また段差も大きい

図録でみると
そのイレギュラーな感じ、狙った感のようなものが気になっていたが
自分の足でこの地に立ち
露地を通って席入までを体験してみると
これはこれで面白いな
そう思えた

刀掛石とおぼしき二段の位置が右手にあり
ただ
刀掛けはなかった
はじめはあったのか(そうではないのか)

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にじり口正面に床
落掛の上の壁には釘があり
華鬘形の板額が掛かる
床柱は赤松か
床框は節ありの材
土壁は藁すさ交じり
床は塗りまわし
墨蹟窓が切ってある

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炉は点前畳に切ってある、いわゆる宗貞囲い
火灯口の向うに下地窓があって
そこから淀が見通せた、とか
窓は他ににじりの上の、とても横長で縦は低い連子窓
突上窓はなし
総屋根裏を見せていて
火灯口上は吹き抜けている
そのあたりが侘びた風情を醸しているし
また
淀の眺めとも相まって
狭さを感じさせず
一種の爽快さを与える茶席に仕上がっている
と感じる

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やっぱり
自分で直接
自分の五感で
体験して
体感してみる事が大事だなー

それから
「千家」なんてものが確立していなかった時代の茶人たちの遺物をみてみる
というのは楽しい

***
史伝を素直にたどって
考えてみれば
宗旦四天皇の1人と言われる
藤村庸軒その人だって
千家の親戚筋と言われる久田家の出(とされる)にも関わらず
籔内紹智→小堀遠州→金森宗和に茶の湯を習っている
その後に千宗旦から台子を伝授されている
これは
千利休切腹後しばらく
親戚・関係者は息を潜めて
千家だなんて言わずに
生き残りをかけて暮らしていた
事を表しているように思う

また
この頃の茶の湯には
流儀なんてもの、流儀なんて考え方は
まだなかった
ということだろう

流儀は
豊臣・徳川への権力移行が進み
時代が落ち着いて
利休の子孫も
一族郎党も一緒に殺されるという心配をしなくてよくなって
千家でござい、と言える世の中になってからの話
茶の湯の主導権は
利休の後
織部→遠州→石州
と移り変わる
武家の式礼の茶
でもある石州流の柳営茶道がスタンダードになったからこそ
逆に
しばらく後の江戸中期以降に
ある意味古風で
また町方な
利休流のわび茶の湯が
特に江戸中期以降に興隆した
町人富裕層を中心に
再評価された
ということもあろう
その頃には
千家流の茶の湯は遊芸化もして
必ずしもわび茶って感じでもなくなってきて
それを受けて
富商と付き合うための方便として
一部の武家も千家の茶を取り入れるようになった
ということだろう
とも感じる

***

閑話休題

とにかく
江戸初期の
まだ定まらない茶の湯
が好きだ

自由で
一人ひとりの茶人が
それぞれの真面目(しんめんぼく)を表している
と思う

淀看の席をあるいてみて

そんなことを感じ
そんなことを想った


翻って

流儀があって茶人がいない

なんてのは

ぞっとしないな







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# by so-kuu | 2017-01-20 21:05 | 茶室 | Comments(0)

千歳屋菓輔 如心納豆 村雨 わらび餅

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千歳屋菓輔さんに寄る

如心納豆を求めに

村雨・わらび餅も

このところの京都の雪のお話

長くならぬうちに失礼して次へ







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# by so-kuu | 2017-01-20 21:04 | 菓子 | Comments(0)

細見美術館 「鈴木其一 江戸琳派の旗手」展

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細見美術館 「鈴木其一 江戸琳派の旗手」展



江戸琳派を京都で観る






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# by so-kuu | 2017-01-20 21:02 | 茶数寄の旅 | Comments(0)

京都国立近代美術館 「茶碗の中の宇宙 楽家一子相伝の芸術」 大黒 いさらい

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黒楽茶碗 銘 大黒 が出る!

というんで

関西へ
茶数寄の旅

新幹線京都駅から
まっすぐに岡崎へ


京都国立近代美術館 「茶碗の中の宇宙 楽家一子相伝の芸術」


最初の部屋には、いわゆる長次郎の作が並ぶ

有名どころや
展覧会でよく見かける
何度も観たものもある

けれど
これはもうみた
知ってる、これはどこそこの美術館所蔵ね
なんて言っているのは
頭だ

頭など空にして
眼だけで向き合わないと
モノは見えまい


はじめにみたのは


◎二彩獅子像 長次郎作

まじまじと
よーくみてみると

いいなあ
活き活きとして
躍動してる

一見荒々しいようでいて
実に念入りで
ぬるい所がなく
お上手だ

また
色味
肌合い
土そのもののようでいて
工芸的でもあり

これを見て

こんな感じで
茶碗作ったら
面白いかも?

コレ作った人に、今考えてるオリジナル茶碗、作ってもらいたいな

宗易さんが思ったとして
なんだか納得がいくかも
そんな気もした



◎黒楽茶碗 銘 大黒 長次郎作

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素直なナリ
口は一文字 やや傾きあり わずかに内抱え
口の厚みに変化有 薄いところは結構薄い
胴はわずかに丸みを帯び
腰の下 高台へ向けても 丸みあり
高台は 特に小さいわけでもなく 自然に器形を受け止めている

コロは
大きくはない
小さい、というのでもない
器形の外側は丸みあり
内側の腰から見込みへは、同様の丸みではなく、腰から折れて真っ直ぐに擂鉢状に底へ向かう
底部は丸みあり、茶溜りなどなく、広々としている
見込み、底には、箆の跡などはないようだ (「萬代屋黒」などと同じく)
 
→客は、茶を飲む時、顔を近づけると、視界が遮られ、ただの真っ暗な世界に浸るような気持ちになるのかもしれない
 *茶碗の見込みは茶碗の見所の中でもとても大きなもの その意味がわからないひとは茶人ではないだろう
 *特に、楽茶碗の見込みには、利休さんの思いも込められているだろう、と僕は感じる

器形の外側と内側のラインが違う、ということは、腰から底にかけての部分に厚みがある、ということ
この厚みが、重み・安定感・茶の熱の程よい伝わり、といった、使い心地になるんだろう

 →これは、偶然の産物か?狙って作った・作らせたか?は別として、初期楽茶碗の特色ではないだろうか?
 →千宗易(与次郎・利休)の趣味や嗜好・志向が伺えるようでもある

 *このあたり、赤楽「無一物」でも同じだろうと思う (詳しくは別記事にて

グアイは
見込みについては前述
外側の肌合いについて
かせた茶褐色と
やや艶のある漆黒と
半々くらい

一般に
釉薬が煮えた泡が弾けたのか
あばたのような丸い穴がひとつあって
それを正面として紹介されることが多いようだ
その正面の左側に、斜めの小さな長方形、いわゆるヤットコ痕がある
その辺はかせた茶褐色
しかし
それ以外の半周は黒々としてやや艶もある
肌は滑らか
特段の景色もない
静かな姿

それから
口縁の釉薬について
あばた丸のすこし左のところ
口辺の釉薬が厚く
少しなだれ落ちている
それが目に付く
景色と喜ぶ人もしるだろう
僕には
ちょっとうるさい

逆に
反対側
口が薄くて
釉薬がツヤ黒の部分は
すんなり
特段の景色はない

さて
ここまでは
基本眼で
形 ナリ
頃 コロ
具合 グアイ

***

ここから
ちょと
心と頭とを使って
ちょと書く

「大黒」の正面をどことするか?

にも、諸説あってよい
と思う

亭主次第でどこでもよい
と感じる

僕ならば
あばたの丸穴を左斜めに持ってきて
正面左手半分がカセた茶褐色の肌
正面右手半分がやや艶めいた漆黒
という
いわゆる片身替わり
として使いたい

本勝手の茶席では
客付から見ると
何の景色もない
ただのツヤ黒茶碗
手にとって鑑賞する際に
初めて変化や様々の景色に出会える
そういうのも面白い
と感じる

一般的らしい
あばた丸を正面とすると
黒楽茶碗の代表格とも言われる「大黒」は
ずいぶんと変化のある
ずいぶんと雄弁な茶碗だ

それは宗易好みだろうか?
利休の風はそんなにうるさいかなあ?

まあ
これは
判らない
その時にタイムスリップして
利休がどんな茶の湯をしていたか?
を実際にみてみないと

それが出来ないので
僕は利休の茶の湯を想像してみるしかない

その上で

また
僕自身の茶の湯
ということを実践してみて
考えてみて

僕は僕として
一茶人としての眼を持ち心を持って

僕は僕の茶の湯を歩んでいくしかないな

***


閑話休題


大黒

どう思う?

楽茶碗の代表作か?

頭を使えば
そうなのかも知れない
長次郎作の
宗易形茶碗の
一典型
ということで

でも
以外と五月蝿いのが気になった

僕として
とても惹かれたか?
というと
そうでもない

何度もみてみた
けれど
何度でもみてみたい
とも思わなかった
理由は
わからない

それでいい
と思う


★黒楽茶碗 銘 いさらい 田中宗慶作

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いいなあ

とても惹かれた

大黒よりも、いさらい

どうしてだろう?

わからない

いや

ちょっとわかる

それは
また
別に書いてみよう



展覧会のその他の茶碗については
別に書き留めておこうか



























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# by so-kuu | 2017-01-20 20:30 | 茶道具 | Comments(0)

マイお雑煮 2017 関西風 白味噌 紅白餅 糸削り節

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今年のマイお雑煮は

関西風

昆布お出汁
味噌は京都の山利
餅は金沢の紅白餅
鮪節の糸削りをのせて

うわ!

水出し昆布の甘さと
山利さんの白味噌の優しさと
茹で戻した餅の柔らかさと
糸削り節の香りと

我ながら

傑作なり




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# by so-kuu | 2017-01-01 22:35 | 懐石 | Comments(2)

獨坐大雄峰!

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獨坐大雄峰!








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# by so-kuu | 2017-01-01 07:30 | 茶禅一味 | Comments(0)

獨坐大雄峰 (2017年丁酉元旦に)

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***

獨坐大雄峰

***





今年はこれで参ろう



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# by so-kuu | 2017-01-01 07:00 | 茶禅一味 | Comments(0)

よい「茶の湯灰」の作り方 … 「水漉し分別」法 (を比較検討してみる)

炉の季節
もう少し炉灰があれば
と感じた

特に
底の浅い透木釜を使う際などには
炉中にかなり沢山の灰が必要だし

撒き灰も
灰器にたっぷり盛って出したいし
たっぷり撒きたいし

また
風炉灰への補充に
少しずつ取られていくものだし

やっぱり
炉灰は
たっぷり用意して
十分に持っておきたいもの

ということで

追加分として
改めて
生灰から
茶の湯灰を作ることに

作業して感じたことなど含め
またメモっておく


●茶の湯灰とは?

・茶の湯に用いる灰
・クヌギ(くぬぎ炭)の灰をよしとする
(茶の湯灰としての機能と美しさをもつよい灰に育つのはクヌギが第一とされる)
・炭以外のゴミ・不純物や灰のうちでも育つ見込みのない成分を取り除いたもの
・適度な粒の大きさ(炉灰・風炉灰それぞれに)
・熱・空気・水分により変質し、茶の湯灰として育ってゆく灰

●よい茶の湯灰とは?

・断熱性が高い
・適切な粒度
・炉中での扱いやすさ(灰匙から滑りやすい等)
・風炉灰形の作りやすさ(まとまり・重み)
・色合い(炉ではしっとり湿って暗褐色・よい風炉灰は得てして黄ばみがかっている)
・風合い(炉ではざんぐり・風炉ではキリリなめらか)

●茶の湯灰の作り方

・椚の生灰を用意
・バケツ半分まで灰を入れ、7・8分目まで水を注ぐ *アクは抜きすぎない
・よくよく攪拌する
*大小微小の灰粒やゴミを水の中で完全に分離する
*上に浮いてくるゴミ・炭粒などは掬いとって捨てる
・すぐに水漉し 1回目(細目篩)
*篩にはゴミとザラっとした灰が残る→全て捨てる(茶の湯灰としては使い物にならない)
・すぐに水漉し 2回目(極細目篩)
*篩にはドロッととした灰とゴミが残る→全て捨てる(一見灰に見えるがよく育たない灰なので捨てる)
*水漉し分別によって、茶の湯灰作りの第一工程で「茶の湯灰のエリート」を選抜し、「よく育つ灰」だけを大切に育てる、というやり方
・半日~1日放置して灰と水を分離させる
・上澄み水を捨てる 1
・さらに半日~1日放置して灰と水を分離させ、余計な水気をしっかり切る
・上澄み水を捨てる 2
・上澄み水を捨てきったら、灰をよく混ぜる(トロトロの極め細かい灰だけになっている)
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・トロトロの灰を新聞紙5・6枚の上に並べる(ハンバーグ状に)
・灰の上にもう1枚新聞紙を重ねる(ホコリと直射日光を避ける)
・灰を適度に乾かす
・保存容器にしまう
・炉開き直前まで保管
*時折乾き具合をチェックする
・風炉灰を作るには、さらに細かくなるように、練る

●茶の湯灰作りにおける「水漉し分別法」

茶の湯灰の作り方にも色々流儀があるようだが
上記の方法では
灰を「水漉し分別」している
そしてのその際の篩の目が(世間一般に流布している方法と比べて)ずいぶん細かい
懐石の味噌汁を漉すスイノウのように目が細かい(乾いた灰など通らない)
そこが肝だと思う
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2回の水漉し分別で選別された灰はトロトロで細やか
反対に篩に残った灰は
1度目はザラザラ
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2回目はドロドロ
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2回目で残った灰など、一見灰として使えるようにも思える

原料である生灰のうち3割程度を取り除き捨てることになり
ちょっと
もったいないようだが
いやいやいやいや
全くもったいなくない

なぜなら
篩に残る灰は、灰に見えるが、よい灰ではないからだ
茶の湯灰として使っていっても、よい茶の湯灰に育つ見込みのない灰なのだ

反対に
篩を通った極めて細かい粒子の灰だけがよい灰に育つ灰なのである
*風炉灰としては、この極細かい灰を、練って、さらに細かな粒子の灰にしてから使うことになる

この「水漉し分別法」による茶の湯灰作りとは
言ってみれば
茶の湯灰のエリート選抜試験
である

少数精鋭を
さらに鍛えて
極上の茶の湯灰を手に入れよう
という魂胆なのである


●比較として

別の(よく聞く)灰作り方法を紹介して比較する
(*印は比較コメント)

・生灰を用意
・荒目篩で篩う(乾いたまま)
 *ゴミ取りだけで灰の分別効果はない、荒目篩で取れるようなゴミは後の工程で水に浮くので不要の工程では?
・中目篩で篩う(同上)
 *ほぼ同上、乾いたまま灰を篩う工程は不要では?
・上記の篩に残った灰・固まった灰の粒は磨り潰して灰に混ぜる
 *育たない灰(=ゴミ)をわざわざ微粒子にしてからよい灰に混ぜる行為
・灰をバケツに入れ、水をたっぷり注ぐ
・浮いてきたゴミを取る
・しばらく放置して灰と水とを分離させる
 *ここで「水漉し分別」しない、乾いた灰を篩うだけでは灰の分別効果はなく、
・上澄みの水を捨てる
・再度バケツに水をたっぷり注ぐ→分離→上澄み捨て、を3回~5回繰り返す
 *往々にして1日で全工程をしており、灰と水を分離させる時間が短く、結果、残したい方のよい灰を水と一緒に捨てている
・残った灰をムシロの上に広げる
 *ムシロの目の中に灰がくっついて取れず、相当な量の灰いこーる大事なお宝を捨てている
・番茶をかける
 *茶の湯灰に番茶を掛ける必要があるか?否か?は諸説あり
・乾かす
・乾いてきたら、灰を手で揉み合わせる
・番茶掛けて→乾かして→揉む、を3回~5回繰り返す(土用の晴れの日に時間の許す限り行う)
 *コロイド状液体の灰が乾燥する過程で、灰同士が結びつこうとする性質が増す、との説有
 *であるならば、湿って乾いて、液体から粉体へ、を繰り返す事においては一定の効果がある方法では?
・荒目篩で篩って、撒き灰の状態にしてから、容器に保管
・炉の季節になったら、そのまま使う
ここから風炉灰をつくるには
・炉灰を完全に乾かして
・乳鉢で磨る
 *育たない灰をわざわざ磨って微粒子にして、よい灰と一緒くたにする方法
・風炉灰用の容器で保管
以上

総じて、
よい灰に育たない灰を取り除かず、そのまま使う方法、と言える
炉灰では違いに気づかないこともあるかもしれないが、
特に風炉灰では、その後の育ち具合・育ってゆくスピード・年期に違いが出るはず
というのも
これまで一般に
「よい風炉灰を手に入れるには数十年かかるものです」
と言われてきた
これは育たない灰をそのまま使っているからかもしれないのだ
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(画像は水漉し分別1と2でふるいに残ったもの、捨てるゴミ灰)
よい灰の中に、永遠に変化しない、決して良くならない灰が3割も混じっていたら、
全体としてよくなるのに数十年かかる、というのは、そりゃそうかも
でも、それは決して仕方ない話ではない
育たない灰を除けばよいのだから
反対に
よい灰100%ならば、育つのは早いはず
であれば
よい灰だけを選別して、スタートしよう
「水漉し分別法」によってエリート選抜組としてスタートした茶の湯灰は
5年ほど炉灰として使い、熱・空気・水に触れ、
それを材料にして、
さらに適度に細かな粒度まで練って作った風炉灰にすれば、
(使用と手入れの頻度にもよるけれど)
1年のうちに黄ばみ初め、
2・3年も使えば、従来式の10年・20年ものの灰のように良くよなってくる、と言う
そう聞けば・・・
why not???

●ポイント

といっても
その粒の全てが同じものではないんだ
という認識が大事かな

灰とゴミ、だけではないんだな
ゴミと、よく育つ灰と、その間に、灰だけど育たない灰、というのがある
茶人には、まず、その分別がある事が大事
それを知れば、
自分の茶の湯灰をどんな風に扱うか?
自ずと知れてくる、と感じる

そして
よい灰になる素質のある灰だけで初めて
丁寧に丹精を続ければ
自分の茶人人生の途中で
極上の茶の湯灰を手に入れられる
キリリとしてなめらかな灰形を作れる
と思えば
それは
大きな希望じゃないか?

茶の湯灰は侘び茶人の大事な道具の一つだと思う




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# by so-kuu | 2016-05-03 22:26 | 湯相・火相(炭・灰) | Comments(0)

永青文庫 「千利休と武将茶人-茶入を中心に」2016年春季展示

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永青文庫
2016年春季展示

「千利休と武将茶人-茶入を中心に」


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# by so-kuu | 2016-05-01 22:39 | 茶道具 | Comments(0)

Now remember KIYOMASA & Act like KATO (Japan for KUMAMOTO and OITA)

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Now remember KIYOMASA & Act like KATO!!!

(Japan for KUMAMOTO and OITA)



平成28年度熊本地震義援金の募集について
(熊本県WEBサイト)
https://www.pref.kumamoto.jp/kiji_15416.html


大分県ホームページ
http://www.pref.oita.jp/


熊本地震災害緊急支援募金
(Yahoo!基金)


熊本地震 いま被災地でやるべきこと やってはいけないこと
(「東京防災」を使う)
https://www.buzzfeed.com/satoruishido/kumamoto-jishin-jyoho#.ghVZAlVa0


支援の仕方を間違えないために『災害支援手帖』無料公開中
(木楽舎)
http://books.kirakusha.com/saigaishien/

 
 
 
 
追記:

熊本、熊本とだけ言って、由布など、大分で被災している方々に支援が届かない事のないように、気をつけたい。



 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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# by so-kuu | 2016-04-16 22:16 | 茶の湯のまえに | Comments(1)

Worn Wear

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「着ることについてのストーリ」

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# by so-kuu | 2016-04-10 22:36 | 茶の湯のまえに | Comments(0)

「世界で一番貧しい大統領」の言葉から

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***

質素な暮らしぶりから、「世界で一番貧しい大統領」として注目を集めた南米ウルグアイのホセ・ムヒカ前大統領が、近く出版社などの招きで初来日する。「清貧の思想」を地でいく農園暮らしの根っこには、いったい何があるのか。いまも上院議員として、国民から熱い支持を受ける政治家の自宅を訪ね、その原点を聞いた。

     ◇

 首都モンテビデオから車で30分。畑のわきの小さな平屋で、ムヒカ氏は上院議員の妻と2人で暮らす。愛車は1987年製の昔懐かしいフォルクスワーゲン。自ら家事をし、畑も耕す。秋を感じる南半球の3月。トレパン姿で出てきたムヒカ氏が、庭のベンチに腰を下ろした。

■大統領公邸に住まなかった理由

 ――とても静かですね。

 「いいところだろう。この国は自然豊かで、とても美しい。特にこんな小さな村は年寄りが暮らすには、もってこいなんだ」

 ――大統領公邸には結局、引っ越さなかったそうですね。

 「当たり前だよ。私はもともと農民の心を持って生まれた。自然が大好きなんだ。4階建ての豪邸で30人からの使用人に囲まれて暮らすなんて、まっぴらだ」

 ――アラブの富豪が、あなたの愛車に100万ドル払うと購入を申し出た噂(うわさ)を聞きました。

 「本当の話だ。息子が珍しい車を集めていると言っていたな。もちろん断ったさ。あの車は友人たちからもらった大事な贈り物だ。贈り物は売り物じゃないんだよ」

 ――「世界で一番貧しい」という称号をどう思いますか。

 「みんな誤解しているね。私が思う『貧しい人』とは、限りない欲を持ち、いくらあっても満足しない人のことだ。でも私は少しのモノで満足して生きている。質素なだけで、貧しくはない」

 「モノを買うとき、人はカネで買っているように思うだろう。でも違うんだ。そのカネを稼ぐために働いた、人生という時間で買っているんだよ。生きていくには働かないといけない。でも働くだけの人生でもいけない。ちゃんと生きることが大切なんだ。たくさん買い物をした引き換えに、人生の残り時間がなくなってしまっては元も子もないだろう。簡素に生きていれば人は自由なんだよ」

 ――幸せだと感じるのは、どんなときですか。

 「自分の人生の時間を使って、自分が好きなこと、やりたいことをしているときさ。いまは冬に向けて、ビニールハウスにトマトの植え替え作業をしているときかな。それに幸せとは、隣の人のことをよく知り、地元の人々とよく話し合うこと。会話に時間をかけることだとも思う」

 ――大都会の生活では難しいですね。

 「人間が犯した間違いの一つが、巨大都市をつくりあげてしまったことだ。人間的な暮らしには、まったく向いていない。人が生きるうえでは、都市は小さいほうがいいんだよ。そもそも通勤に毎日3時間も4時間も無駄に使うなんて、馬鹿げている」

 ――でも、東京で私たちはそうやって暮らしているのです。

 「効率や成長一辺倒の西洋文明とは違った別の文化、別の暮らしが日本にはあったはずだろう。それを突然、全部忘れてしまったような印象が私にはある」

 ――2012年にブラジルの国連会議(リオ+20)でした演説は、日本で絵本になりました。

 「このまま大量消費と資源の浪費を続け、自然を攻撃していては地球がもたない、生き方から変えていこう、と言いたかったんだ。簡素な生き方は、日本人にも響くんだと思う。子どものころ、近所に日本からの農業移民がたくさんいてね。みんな勤勉で、わずかな持ち物でも満ち足りて暮らしていた。いまの日本人も同じかどうかは知らないが」

     ◇

 60~70年代、ムヒカ氏は都市ゲリラ「トゥパマロス」のメンバーとなり、武装闘争に携わった。投獄4回、脱獄2回。銃撃戦で6発撃たれ、重傷を負ったこともある。

■獄中に14年、うち10年は独房に

 ――軍事政権下、長く投獄されていたそうですね。

 「平等な社会を夢見て、私はゲリラになった。でも捕まって、14年近く収監されたんだ。うち10年ほどは軍の独房だった。長く本も読ませてもらえなかった。厳しく、つらい歳月だったよ」

 「独房で眠る夜、マット1枚があるだけで私は満ち足りた。質素に生きていけるようになったのは、あの経験からだ。孤独で、何もないなかで抵抗し、生き延びた。『人はより良い世界をつくることができる』という希望がなかったら、いまの私はないね」

 ――刑務所が原点ですか。

 「そうだ。人は苦しみや敗北からこそ多くを学ぶ。以前は見えなかったことが見えるようになるから。人生のあらゆる場面で言えることだが、大事なのは失敗に学び再び歩み始めることだ」

 ――独房で何が見えました?

 「生きることの奇跡だ。人は独りでは生きていけない。恋人や家族、友人と過ごす時間こそが、生きるということなんだ。人生で最大の懲罰が、孤独なんだよ」

 「もう一つ、ファナチシズム(熱狂)は危ないということだ。左であれ右であれ宗教であれ、狂信は必ず、異質なものへの憎しみを生む。憎しみのうえに、善きものは決して築けない。異なるものにも寛容であって初めて、人は幸せに生きることができるんだ」

 ログイン前の続き    ◇

 民政復帰とともに85年に釈放されたムヒカ氏は、ゲリラ仲間と政治団体を創設。89年にいまの与党、左派連合「拡大戦線」に加わった。下院、上院議員をへて昨年まで5年間、大統領を務めた。

■「お前は王子様かというような政治家が」

 ――有権者はあなたに何を期待したのでしょう。

 「自分たちの代表を大統領に、と思ったのだろう。特に貧しい層やつつましい中間層がそうだ。特権層には好かれなかったが」

 「貴族社会や封建社会に抗議し、生まれによる違いをなくした制度が民主主義だった。その原点は、私たち人間は基本的に平等だ、という理念だったはずだ。ところが、いまの世界を見回してごらん。まるで王様のように振る舞う大統領や、お前は王子様かという政治家がたくさんいる。王宮の時代に逆戻りしたかのようだ」

 「私たち政治家は、世の中の大半の国民と同じ程度の暮らしを送るべきなんだ。一部特権層のような暮らしをし、自らの利益のために政治を動かし始めたら、人々は政治への信頼を失ってしまう」

 「それに最近の政治家は退屈な人間が多くて、いつも経済のことばかり話している。これでは信頼を失うはずだ。人生には、もっとほかに大切なことがいろいろあるんだから。たとえば、街角で1人の女性に恋してしまうことに経済が何の関係がある?」

 ――実際、既成政治への不信から米国ではトランプ旋風が起きています。代議制民主主義が機能していないとも言われます。

 「いまは文明の移行期なんだ。昔の仕組みはうまく回らず、来たるべきものはまだ熟していない。だから不満が生まれる。ただ、批判ができるのもそこに自由があるからだろう。民主主義は欠陥だらけだが、これまで人が考えたなかではいい仕組みだよ」

 「それに時がたてば、きっと新しい仕組みが生まれると思う。デジタル技術が新しい政治参加への扉を開くかもしれないし」

 「ドイツスイスでも政治に不満を持つ多くの若者に出会った。市場主義に流される人生は嫌だという、たっぷり教育を受けた世代だった。米国でも、大学にはトランプ氏とは正反対の開放的で寛容な多くの学生がいる。いま希望を感じるのは彼らだね。貧乏人の意地ではなく、知性で世界を変えていこうという若者たちだ」

     ◇

 かつてウルグアイは「南米のスイス」と呼ばれ、福祉国家を目指して中間層も比較的厚かった。民政移管後は格差が拡大。01年のアルゼンチン経済危機の余波も受けて不満が高まり、ムヒカ氏らの左派政権誕生につながったとされる。ムヒカ氏の退任前の支持率は65%に達した。

■国家に何でも指図されてはいけない

 ――かつて収監されていた刑務所が、きれいなショッピングモールになっていますね。

 「私も行ってみたんだが、まったく驚いたよ。まさにグローバル化の象徴だ。でも、人って馬鹿だよね。簡単に宣伝に支配されて。奥さん、このクリームをつけたらシワが消えますよだなんて、うそっぱちに決まっているのに。そんなものに大枚を払うんだから」

 ――格差が広がったのは?

 「次々と規制を撤廃した新自由主義経済のせいだ。市場経済は放っておくと富をますます集中させる。格差など社会に生まれた問題を解決するには、政治が介入する。公正な社会を目指す。それが政治の役割というものだ。国家には社会の強者から富を受け取り、弱者に再分配する義務がある」

 「れんがみたいに、みんな同じがいいと言っているわけではないよ。懸命に働いて努力した人が、ほうびを手にするのは当然だ。ただ、いまはどうかね。働いてもいないような1人のために、大勢が汗水たらしている世の中じゃないか。これは気に入らない。富の集積にも限度がある」

 「怖いのは、グローバル化が進み、世界に残酷な競争が広がっていることだ。すべてを市場とビジネスが決めて、政治の知恵が及ばない。まるで頭脳のない怪物のようなものだ。これは、まずい」

 「いま中南米が抱えている最大の戦略的リスクは、いい関係を保つべき欧州諸国がテロなど自らの問題で手いっぱいになる一方で、中国が日に日に存在感を増していることだ。一国に深入りしすぎると我々が危うい。もっと関係を広げていきたいんだ」

 ――ご自身を政治的にどう定義しますか。

 「できる限り平等な社会を求めてきたから左派だろう。ただ、心の底ではアナキスト(無政府主義者)でもある。実は私は、国家をあまり信用していないんだ」

 ――えっ、大統領だったのに?

 「もちろん国家は必要だよ。だけど、危ない。あらゆるところに官僚が手を突っ込んでくるから。彼らは失うものが何もない。リスクも冒さない。なのに、いつも決定権を握っている。だから国民は、国家というパパに何でも指図されていてはいけない。自治の力を身につけていかないと」

 ――主張の異なる多くの勢力を与党にまとめるのは大変でしょう。

 「急進左派から社会主義者、中道左派まで大小30ほどの派閥を抱えている。意見が対立し、少数派に理があることもある。でも十分に話し合った末に多数決で出した結論には、みんな従うんだ。それが民主主義の流儀というものだろう。我々にはすでに45年の歴史の積み上げがある。選挙対策の野合なんかじゃないよ」

スアレス選手を迎えに行った理由

 ――余談なんですが、14年のサッカー・ワールドカップ(W杯)ブラジル大会の試合中、相手選手にかみついたとしてウルグアイ代表のスアレス選手が国際サッカー連盟(FIFA)から厳罰処分を受け、先に帰国したとき、大統領だったあなたは空港まで迎えに行かれたそうですね。あれは、なぜですか。

 「彼はとても貧しい地区の出で、とても複雑な人生を送ってきた若者なんだ。あんなことになって心が折れそうになっていた。君は愛され、認められているんだと言って、支えてあげる必要があると思ったんだ」

 「確かにプレー中のあの行為はまずかったし、出場停止などの制裁を受けることについて異存はない。でも、チームメートから切り離し、まるで犯罪人のようにスタジアムやホテルから追い出したのは、とんでもない間違いだ」

 ――スアレス選手の反応は?

 「うれしそうだったよ。あいつは普段はとても気高い若者なんだが、頭よりもつい足首でモノを考えるところがある」

 ――日本で何をしたいですか。

 「日本のいまを、よく知りたいんだ。世界がこの先どうなるのか、いま日本で起きていることのなかに未来を知る手がかりがあるように思う。経済も技術も大きな発展をとげた働き者の国だ。結局、皆さんは幸せになれたのですか、と問うてみたいな」(聞き手・萩一晶)

     ◇

 Jose Mujica 1935年生まれ。左翼ゲリラ、農牧水産相をへて2010~15年に大統領。12年の国連会議での演説は、日本では絵本「世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ」(汐文社)として刊行された。3月には地元記者の密着ルポ「ホセ・ムヒカ 世界でいちばん貧しい大統領」(角川文庫)も出版された。

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# by so-kuu | 2016-04-06 22:12 | 茶人 | Comments(0)

茶数寄の旅 大阪・京都 2016春 

茶数寄の旅 大阪・京都 2016春

 東京
 新大阪
今井うどん
 大阪城北詰
藤田美術館 絵ものがたり
 京橋
 北浜
油木美術館 お洒落な茶道具 吉祥文様
神宗 淀屋橋店 出汁
 淀屋橋
 蹴上
野村美術館 書の美
 蹴上
 京都市役所前
 河原町今出川
北村美術館 春を惜しむ 遠州ゆかりの品々
 河原町今出川
 河原町三条
 自転車
大西清右衛門美術館
永楽屋 一と口椎茸 ちりめん山椒
ホテル
有次 物相型 ペティナイフ平常一品
四寅 山利の白味噌
ホテル 白味噌を冷蔵庫に
志る幸
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ホテル

大徳寺玉林院 月釜
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聚光院
本坊
玉林院茶席
芳春院
紫竹庵 京松風
塩芳軒 上生菓子 求めず
亀屋伊織 干菓子 有平とせんべい 茶事用
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丸久小山園 休み
柳桜園 祝の白
ホテル
 烏丸
 京都駅
土産 いくつか
漬物 焼き筍芥子漬 筍ふきのとう和え
 京都駅
 東京
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# by so-kuu | 2016-03-22 22:12 | 茶数寄の旅 | Comments(0)

茶も剣も人と人との交わりぞ



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茶も剣も人と人との交わりぞ

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(画像: wwwより )

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# by so-kuu | 2016-03-19 23:33 | 茶剣禅一如 | Comments(0)

マイお雑煮 2016 関東風(松竹梅)


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マイお雑煮

2016年は
関東風
角餅を焼いて
鶏肉を添え
小松菜で、松
管牛蒡で、竹
花形の金時人参で、梅
吸口の黄柚子は小さめのバチ形

僕は茶懐石では飾りはしない派
でも
元日のお雑煮ならこんなのも楽しいかな?

今回の出汁は
昆布は数時間水に浸してから65度で1時間出した(すっきりした出汁に)
鰹節でなく血合抜きの鮪節でしてみた(臭み少なく、それでいてしっかりとした風味)
薄口醤油を切らしているのを忘れていたので濃口醤油で代用(やっぱり風味が違ってくるものだな)

餅はもう少し焦げ目付けても香ばしくてよかったか?

まあまあ

恙無く年を越し
心新たに朝を迎え
天土の恵みを頂けることに
感謝

ありがとうございました
ごちそうさまでした

よーし!参ろう!




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# by so-kuu | 2016-01-01 08:00 | 懐石 | Comments(0)

明歴々露堂々 (2016年丙申元旦に)

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明歴々露堂々

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今年はこれで参ろう












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# by so-kuu | 2016-01-01 06:30 | 茶禅一味 | Comments(0)

露堂々 (2016年丙申元旦に) 

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# by so-kuu | 2016-01-01 06:30 | 自然ということ | Comments(0)

明歴々 (2016年丙申元旦に) 



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# by so-kuu | 2016-01-01 06:00 | 自然ということ | Comments(0)

季夏の茶の湯 根津美術館 (「江戸のダンディズム」展) 釣舟花入 信楽茶碗「水の子」 など

根津美術館を訪ねた

「江戸のダンディズム」展はそこそこに

2階の茶の湯道具を観る

今回は「季夏の茶の湯」と題しつつ
水にまつわるものを取り合わせていた


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待合掛は冷泉為恭の滝図画賛(水引に云々)
本席の掛物は酒井抱一の七夕画賛(かささぎ云々)
(画賛に画賛、でカブっているような)

風炉釜は切合せ
釜・風炉ともに鐶付が大きい
真形釜の肌に鷺文(よく見えなかった)

水指は青磁の手桶形
胴と底近くの箍は茶色
肥前の産だとか

濃茶の
茶入は利休瀬戸「一夜」
ひとすじ流れ落ちる釉が白っぽい
主茶碗は高麗
玉子手の「小倉」
乳白色の釉肌に、一部青白い変化あり
その辺りを七夕の夜の風情に重ねたいか
(青磁の水指の前では引き立たないかも)

薄茶の
茶器は桐竹蒔絵棗
主茶碗は刷毛目
ただし刷毛目がまわるのは内側のみ
外側が灰色の無地なのは珍しいかも

茶杓は
「薄暮」 藤村庸軒作
全体に濃い色の煤竹で
すんなりスラリとした丸櫂先
節まわりもプレーン
特に節下の細さが特徴か
切止は三七、脇を僅かに面取りか
節刳りごくわずかでほぼ直腰なのは
ポスト遠州の作行きと言えるか
瀟洒な一本

香合は琴の形
織部釉(かなり黄色い手)の蓋置は糸巻形


他に

◎釣舟花入

東南アジア産の砂張製
名物の釣舟花入より、ずいぶん小振り
僕には、その小振りな感じが好ましく思われる


○尻覆茶入 「青山」

ふっくら安定した形
大きくも小さくもない
薬がツルツルでなくわりとマットなのがいいかも

◎信楽茶碗 「水の子」

利休所持とも伝わる名物茶碗
信楽の緋色の土にガラス状の白い点が映える
それを水の子と呼んだのだろう

夏に筒茶碗?
などと言う人は
昨今のお稽古茶道の知識に偏った
ドグマ(教条主義)に囚われている
茶の湯創成期の茶人たちの自由な創意の茶の湯を知らない人だろう
堀内宗心宗匠が、以前、
「ほととぎず」と銘のついた筒茶碗を紹介し、
昔は今より自由に道具を使っていた事を語っておられたのを思い出した



「江戸のダンディズム」展

最近、「刀剣乱舞」の影響で
刀剣観賞が注目されてもいる

美しい刀は美しいものだ

ところで、
僕は刀は毎週振っている

振ってみれば、
長年かけて勉強してみれば、
刀というものが、ものを(人を)斬るために、攻めるため、守るために、よーく出来た武器であることがよく解かる

僕にとっては刀は使う道具で
美術品としての観賞には深入りしないようにしている

今回の展覧会では
刀そのもの
に加えて
鍔・拵・三所物などの刀装具
印籠や根付など
美術工芸品としての展覧

工芸品である以上
手の込んだものが尊ばれる


江戸時代は、よっぽど暇だったんだなー

と感じられた

刀で戦う事がないからこそ
贅をこらした工芸品になる

江戸も時代が下れば下る程
贅沢・豪華・華麗な作品が生まれる

で、幕末になると、
動乱の中で、再び、実用品としての刀が出てくるんだろう

と言う訳で
僕はあまり派手な刀・拵・刀装具を好まない
刀身のかなりの部分に透かし彫り、なんてのもちょっと頂けない

明智拵
あるいは
歴戦の武将である細川三斎公が自ら工夫・考案したとされる
肥後拵(初期のものに限る)
あたりが好感が持てる

鍔は
実用として
少し小振りなのが使いやすい
雲か雲板のデザインで好みたい
と思っている


(備忘録)











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# by so-kuu | 2015-07-21 23:41 | 茶道具 | Comments(0)