茶数寄の旅 京阪神 2013秋 17 北村美術館 夕ざりの茶

茶数寄の旅 京阪神 2013秋


17 北村美術館 夕ざりの茶


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茶事形式の展示で
いつも楽しみに伺う

今回のテーマは「夕ざリの茶」


○短冊 宝井其角

「薄雪や大の字枯るヽ山の草」

大文字を望む北村さんにうってつけ


・時代栗木地殴汲出盆

時代だなー


○絵唐津四方火入

釉肌トロリ


・松竹文色漆蒔絵大手焙 鍍金火舎添ウ

デカい
冬っ


濃茶席小間に


・掛物

行成筆 久松切 歳暮
「ゆく年の惜しくもあるかなますかゞみ
 みるかげさへにくれぬとおもへば」

・花入

織部葦の絵

・釜

道仁作 重餅釜


◎炉縁

久以作 時代沢栗


○古瀬戸一重口耳付

ナリよし


◎茶入

利休好
中棗
盛阿弥作 (肩は角張と撫肩の中間くらい)
覚々斎箱
仕覆 利休漢東 (チェック細か目、緒は黄)


△茶碗

道入作
銘 オダマキ
三井家伝来


糸目まわる
高台やや大きめか


◎茶杓

金森宗和作 共筒

優美にしてすんなり
いやらしさがない
長さは6寸をちょっと越えるか
いわゆる一文字櫂先
曲げがいわゆる「二重撓め」でなく丸撓め、なめらかな曲線
節は真っ直ぐ枝打ちしてあるようだ
基本的に直腰、横から見ると真っ直ぐなライン
なんだけれど、節裏をごくわずかに刳ってあるところがまたステキ
櫂先から節上まで、中央やや左に黒い筋
切止わずかに細める
裏表七三か六四の二刀止
筒は真削(だった気が)


◎建水

南蛮内渋
妙喜庵功淑箱

いいな、南蛮内渋建水
玉縁
無造作な渋釉掛けと土味の妙



続き薄
(後炭あるようだから、ここで言う「続き薄茶」は”座替りなし”という意味だろう)


・後炭香合

乾山写


写しとはいえ
馬だけど絵が下手
下手ウマだ
下手なのではなく
ユーモラスということか
歳暮の茶事に来年の支をもってくる、という手


・茶器

大垣清遠作 無事蒔絵 瓢 共箱

小さな瓢を手付炭斗のように刳り抜いて
表に「無」(と裏に「事」を書くものか
*裏が見えないので裏も「無」かも?
*瓢に無で、むひょう=無病≒無事なのかも?
蓋は、表が木目の透ける矯塗で、裏は細かくビッシリ蒔絵
表の蒔絵も実に立派
立派すぎて、瓢が飄々としていないf(^_^;)


・替茶碗

真葛長造作
仁清写 ゆずり葉

いわゆる仁清形(まゆ形)
白釉に呉須のようなにじんだ黒釉でユズリハ一葉
今年から来年へ、と歳暮の趣向を重ねている



今回は特別展示として蕪村の絵が出されていた


○与謝蕪村筆 紙本墨画淡彩鳶鴉図 双幅

鴉は間近で見るとアホっぽい
けれど下卑ていない
余白で表した木の枝の奥行き感がすごい
鳶はキリッとしている


夕ざりの茶、であれば
灯火具も観たかったなー


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by so-kuu | 2013-11-21 22:00 | 茶道具 | Comments(0)
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