マイ茶の湯灰の手入れ (炉灰編)

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立冬の炉開きから半年使った炉の灰

立夏の初風炉の後は半年間のお休み

その間に手入れをする


僕の場合


その目的は

・尉・燃えカス・ゴミ・不要のものを取り去る
・使える(育つ)灰だけを残す
・灰を育てる(よい風炉灰の原材料づくり)

*番茶などによる灰の着色は、僕は今のところしない派
*番茶の着色効果に疑問あり、また番茶使わずとも灰は熱や空気による酸化などによって変色していくと考えているから

*また、紫外線で灰を殺菌消毒する、という考え方もあるようだけれど
*紫外線なら4月5月が一番強いので、ならば5月の晴れ続きにした方がいいな
*灰ってそもそも無機物、腐ったり黴びたり、しないはずなんだけどなー


マイ茶の湯灰の手入れ手順は

・尉(燃えカス)を取り除いてキレイな灰だけにする
・灰を篩う(大きなゴミを取り除く)
・灰がヒタヒタになるくらいの水を加えて撹拌する
*年1メンテの際の水は最低限でよい(水漉し分別ができればよいので)
*水が多過ぎるとアクが抜け過ぎて、フワフワでまとまりのない灰になる
・水面に浮かぶゴミ・炭クズ・不要粒子を取り除く
・水漉し①細目
・水漉し②極細目
・極細目で通った灰だけを残す
・そのまま上澄みが透き通るまで放置
・透明の上澄みをすてる
*決して灰を水と一緒に流さないこと
*上澄みをゆっくりと捨て、水が濁ったら一旦中断して、また上澄みが澄むまで放置
・底に残ったなめらかでトロトロの灰を新聞紙の上に並べる
*おはぎ大の玉をいくつも
*新聞紙は便利、灰の乾燥が早く、また灰がキレイにはがせるので無駄がない
*タオルだと灰がくっついて取れず貴重な茶の湯灰が無駄になる
・1~2日ほど天日干し
*おはぎ状の灰を握ってまとまる位の乾き加減(湿り加減)
*コロイド状の液体から乾燥してゆく過程で灰粒子同士がまとまる力を生じる、という説あり
・保管容器に入れる
*通気性のある木桶を使う人もあり(・・・保管中にも上記の乾燥過程を生み出す方法)
*ポリ容器で密閉保管するひともあり(・・・天日干しで上記の乾燥を仕上げる、という考え方)


といったところかな


そして、炉開きの時季が近付いたら

・夏に手入れした炉灰の状態をチェックして
・「濡れ灰」の用意をする



日々、年々、繰り返し、茶の湯の灰を育てる

手間はかかるけれど

いつか

とびきり上等の風炉灰と出会うことを楽しみに

日々、年々繰り返し、茶の湯の灰を育てよう









追記:

日々の灰の手入れ、
即ち、尉の扱いについては、また別途書いておこう
http://sokuu.exblog.jp/20773534/


マイ茶の湯灰の手入れ (風炉灰編)
はこちら
http://sokuu.exblog.jp/20773738/



追記2:

今年は
桜も早かった
梅雨明けも本当かと疑う位早かった

ならば
今年は
いわゆる土用干しと言わず
海の日の三連休に
茶の湯灰と梅干を干そう

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by so-kuu | 2013-07-12 22:40 | 湯相・火相(炭・灰) | Comments(0)
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