たんぽぽの綿毛 (マイ歳時記 穀雨2013)

花をつけていた

たんぽぽ




そうか

もう

綿毛をつけている



穀雨に打たれ

風を受けて

種を飛ばしている



そんな種を

ある年

いくつか失敬して

我が家の路地の

割れたコンクリートの隙間に

突っ込んでおいたら

以来毎年

花を咲かせ

種を飛ばしている


古田織部はたんぽぽを好み

露地にも植えた、とか


僕もたんぽぽが好きだ


たんぽぽの綿毛が

晩春の風に飛んで

種がどこかに落ちて

そこで根を張り

芽を出し

葉を広げ

花を咲かせ

また種を飛ばす

茎が萎れ

葉が地べたを這い

夏と秋と冬を越し

またの春

同じように・・・


そんなことを

想像しながら

いつもの道を歩く


雨上がりの朝





追記:


たんぽぽの綿毛が飛び去っていけば

夏もすぐそこに

清々とした

ほととぎすの頃

初風炉の時期もやってくる

よく晴れた日に

灰の手入れをしなくっちゃ・・・
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by so-kuu | 2013-04-27 15:14 | 自然ということ | Comments(0)
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