三芳野 (井戸茶碗拝見記)

b0044754_1245594.jpg
井戸茶碗をよーくみてみる


三芳野

根津美術館の「遠州・不昧の美意識」展にて


大きい
大きい方だろう
たっぷりとして見える

何より
肌合いが
ツルンとしている
外側には轆轤目がほとんどない

色合いは
明るめ、白目の黄褐色といったところか
釉調の変化もあまりない

大きなニュウ一本、繕いあり
貫入は全体に細かく景色はあまりない

内側には轆轤目がある
目跡なし
見込はやや広く底はなだらか(擂鉢状ではない)

口は薄め
端ぞリはほとんど見られない

腰・高台の高さは井戸としては平均的ではないか
高台はおとなしい(竹の節って感じでなく、すとんと落ちている)
カイラギもおとなしい

ふーん

明るい感じの茶碗だな
屈託のない感じ
でも
細川井戸のようなガシッとした感じ、。健康優良児的な、男子っぽさでない
ちょっとおとなしい
というか
ちょっと大柄な、明るい女の子
といった感じか

解説に
「堂々とした姿でありながら、雅さが漂う名碗」
とあり

なるほど、そう言えるか

遠州・不昧が共に所持した、というのが、わかる気がする“キレイ”な道具だな

僕の好みか?

というと、そうでもない

井戸も色々ある中で、どうしてもこれが、とは思わないな

同じく、ゴリゴリでない、優美さを感じさせる井戸茶碗ならば、

僕なら、「有楽」をとりたいな

井戸茶碗には、
あんまりキレイになり過ぎて欲しくないのかな
どこか、素朴さが出ている方が、らしい、とような気がする

(それは、亭主がどんな茶の湯がしたいか、にもよるけれど)


この三芳野の良いところ、と言えば、
径が大きく、たっぷりとして、大らかなところだろう
その点、遠州の茶友が所持の「金地院井戸」とちょっと似てる気も



追記:

今日は、この後、五島美術館へ行き、同じく不昧所持の井戸茶碗「美濃」をみる。
続けてみると、比較出来て、おもしろいかもしれないな・・・)
[PR]
by so-kuu | 2013-03-29 12:52 | 茶道具 | Comments(0)
<< 美濃 (井戸茶碗拝見記) 大名 (井戸茶碗拝見記【番外】) >>