須弥 または十文字井戸 その2 (井戸茶碗拝見記)

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大井戸茶碗 銘 十文字井戸


へうげもの、古田織部の逸話付きの井戸茶碗
大き過ぎるのが気に入らず、十文字(=4つ)に割って、削って、つなぎ直し、小さくした、とか
そういうのを面白がるのが織部なんだろう
で、そういうのを面白いと思う人が賞翫すればいい茶碗だろう

僕自身はそっちには興味がないので
元々の茶碗を想像しながら拝見・観察した

肌がどういうわけか結構焦げっぽい

よいところとしては、
高台周りのいわゆるカイラギ(梅花皮)
カエルの卵(ケグリアル)や鮫皮より細かい釉縮れが、景色だ

けれども
そういう見所も大井戸らしい感じではない
むしろ
青井戸・古井戸・井戸脇の手に近いような気も

だから
割らざるを得なかったのかも
割っても惜しくなかったのかも

織部を偲ぶユニークな一品、ということだろう


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by so-kuu | 2013-01-31 20:34 | 茶道具 | Comments(0)
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