東京国立博物館 「松永耳庵の茶道具」 有楽井戸 古芦屋釜 宇治文琳 氏郷茶杓 砂張袋形建水など

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東京国立博物館140周年特集陳列で

「松永耳庵の茶道具」
を観た


展示作品リストはこちら


大井戸茶碗 銘 有楽

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大名物
織田有楽斎、紀伊国屋文左衛門所持
朝鮮
16c

もう何度も何度も拝見している
見るたびに、印象も違い、発見もあるのが面白いな

やっぱり素晴らしい優品

井戸茶碗の中では
おとなしい作行きと言えるだろう
優美、って感じ

「喜左衛門井戸」とは対照的で
ある意味双璧をなしているように思う


(*「有楽」井戸について、以前見て書いた記事はこちら・・・有楽 (井戸茶碗拝見記))

(有楽井戸について、そして、喜左衛門については、また改めて、実見記を書こうと思う)

○種壺水指 備前

小さめだな


○扁壺形花入 備前

いわゆるポスト織部な感じの作
やはり17cとされている

なんだか素朴な感じもあって、悪くない


◎松図真形釜 芦屋

15cの作だとか
全体に霰と松文でちょっとにぎやか過ぎる感じもする
古芦屋の鯰肌に見せ場がないのはもったいない気も
ただし
ナリは見事

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後代のもの、昨今の釜と比べて、口がしっかと大きい
肩や繰口のカーブはまさに芦屋の見所だと思う
(芦屋写と名乗る釜の多くが肩も繰りもなだらかに過ぎ、口も小さいのは何故?さっぱり分からない)
蓋が平らなのもさっぱりと潔いと感じられる
鬼面は、キリッとして、取りつく位置もよし
頃もたっぷりとして
さすがに芦屋の貫禄あり


☆砂張袋形建水

明代
ナリが実に結構
なめらかで
しずかで
たまらぬものなり

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◎褐釉瓢形火入 高取

江戸初期
可愛らしくて
コロもよい



◎竹茶杓 蒲生氏郷作

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利休から赤楽茶碗「早船」を贈られ、
千少庵をかくまい、
「少庵召出状」を書き、
後に、いわゆ利休七哲の筆頭とされた
蒲生氏郷作の竹茶杓

茶杓の形が定まる前、って感じ
これとして、スッとしている
スカスカと自然に削っていったまま、という感じもして
いいな
ストックしてある茶杓用の竹を削りたくなった


◎+ 文琳茶入 銘 宇治

南宋~元 13c

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いわゆる唐物茶入で
かつ
薬がうるさくないものは少ない
これはその数少ないもののひとつかも
たまたまか?
釉がかすかになだれて見えるところを正面とせずに展示されていたのも好印象の理由かも
とにかく
ちょっと嬉しい出会い
袋が5つもあって、“愛されガール”だな


○書状 千利休筆

利休居士の書状、だとか


・志野茶碗 銘 橋姫 美濃

美濃焼が好きというのでもないし
なにより
やたらとデカイ

これで茶を点てたいか?飲みたいか?と言えばNOだ
ご亭主に出されたら有難く頂き、楽しもうと思う
茶の湯って、そういう、ひとそれぞれの趣味と出会い、趣向を楽しむ遊びだと思う

この茶碗は、この茶碗が好きだ、というお茶人さんが使えばいいんだな



(備忘録として)
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by so-kuu | 2013-01-06 22:00 | 茶道具 | Comments(0)
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