姫路藩主 酒井宗雅の茶と交遊 茶道資料館

茶道資料館を訪ねた

「姫路藩主 酒井宗雅の茶と交遊」を観る

酒井宗雅の知名度は低いかもしれない
弟で江戸琳派の絵師、酒井抱一の方がずっと有名だろう

宝暦5年(1756年)~寛政2年(1790年)
播磨姫路藩第2代藩主
雅楽頭系酒井家宗家10代
抱一の兄で、弟と同様絵にも才能を示し、
松平不昧と交わるなど、一流の茶人でもあった、とか

僕は、以前、茶席で宗雅の画賛を拝見していて
その洒脱な感じに惹かれていたので、今回の展覧を楽しみにしていた


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日記や書状・消息の類が興味深かった
特に、松平不昧と茶の湯質問状をやりとりしているのが面白い

雅「こんなの見つけたけど、どう見ますか?」
昧「ひどい道具ですね」

とか

点前についても熱心に確認しているのも興味深い
大名だからと好き勝手にはしないところが、謙虚でステキだな
江戸後期の茶の湯に、点前を覚えないと、という、昨今のお稽古茶道と通じる部分もあったんだな、と発見
あるいは、
諸大名の間にも、茶の湯をする以上、評判の茶人である不昧のお墨付きをもらっておきたい、という感じがあったのかな

・「茶杓の寸法」 筆録

詳細に書きのこしている


・砂張舟形釣花入 銘 松本船

立派
鎖もちょいキラびやか


・唐物肩衝茶入 銘 富士山

今までみた名物茶入の中で最も小さいもののひとつだろう
名物特有の押し出し感みたいなものがない
それが富士山らしさかもしれない

いわゆる垂れ釉はある
けれど、その反対側にある、
うっすらとした山なりの釉の景色が見所とされ、
それを富士山に見立てての命銘

サラリとしたナリ・釉、その清々しい感じが、
富士山という山の雰囲気と通じるのかも知れない


・古銅蟹蓋置、同写 一組

蟹形蓋置
もともと筆架
古色帯びた金味
本歌は足がとれている


・瓢画賛 「世乃中は うき身に楚へる 可斗なれ や 思ひすつ連と はなれさり 斗里」

(世の中は うき身にそえる 影なれや 思い捨つれど 離れざりけり)


・獅子香炉



(備忘録)
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by so-kuu | 2012-11-14 20:02 | 茶道具 | Comments(0)
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