風炉灰の作り方 (『灰形と灰の作り方』 より)

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風炉の灰は、炉の灰を原料とします。
濡れ灰の茶汁によく染まった良い灰のなかから一部を取り分け、これを風にあてて十分乾燥させたのち、いちどよく砕いてふるいにかけ、粒度をそろえて乳鉢に入れ、細かくすって風炉用の灰として使います。

風炉用の灰の粒度は粗すぎれば崩れやすく、また細かすぎても、締まらないため、型どおり固まりにくく、適当な細かさが必要であります。

風炉の灰は炉の灰のようには循環して元に返ることがありませんから、使うたびに多少のロスができます。
ごくわずかな灰でも大切にして元に返さなければなりません。
風炉の灰は使い終わった翌日、尉をとったあとに細かいふるいを通して、元の灰にかえすことがあります。
また火入れの灰と同様、尉とともに元の灰に還元することもできます。
さらには炉の尉や底上げした灰とともに炉の灰へ戻してもよろしいのです。

いずれにしても、風炉の灰は増えることが少なく、減る一方でありますから、ときおり、炉の灰の一部をとって補充する必要があります。


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(『灰形と灰の作り方』 指導:堀内宗心)

確かに!
我が家の風炉灰は、粒子が細かすぎるかも?
ちょっとポワッとして、おさまりにくい、というか、決まりにくい、というか。

それから、
風炉を使うたびに尉(炭が白く燃え尽きたもの)と底(火袋底で灰が固まったもの)を取り除くと、
同時にその周りの風炉灰も僅かながら一緒に取り去ることになるので、
風炉灰ってずいぶん減るなあ、と実感する。
それらは、再度炉灰の原料になるから、いずれ一部が風炉の灰に戻ってくるのだけれど。

色みもよく灰形もビシッと決まる良質の灰にまで、長年かけて育ったものは、本当に茶人の宝だ。
風炉灰を扱うときは、わずかたりとも捨てることのないように心して臨もう。




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by so-kuu | 2012-10-05 19:58 | 湯相・火相(炭・灰) | Comments(0)
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