「日本美術デザイン大辞展」 三井記念美術館

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三井記念美術館に行った

日本美術の用語を実際の美術品を使って解説するという形式の企画展
50音順の美術用語に合わせて、所蔵品を中心に約90点の展示





・「葦手絵」…平家納経 法華経分別功徳品第十七(模本) 田中親美

わー、すごいきらびやか


・「鱗文」…色絵鱗文茶碗 野々村仁清作

黒字に鱗文の京焼茶碗で、別に珍しくもないけれど。
そもそも濃茶用に造られた、というのが、今の茶の湯の常識からすると新鮮
そうだよな、別に柄物茶碗を濃茶に使っちゃいけない、とかいう言い方は、考えてみれば根拠に乏しい
まったく侘び茶でない濃茶だってあるんだよな


・「肩衝」…唐物肩衝茶入 北野肩衝 南宋時代12~13世紀

名物
重文
けど欲しくはない


・「切金」…雲月蒔絵沈箱 江戸時代・17世紀

なんか惹かれた


・「青海波塗り」…青海波塗皿 柴田是真

透漆の上に青海波塗り イキ渋っ!


・「外隈」…富士図 円山応挙筆

すっきり


・「トウテツ文」…古銅龍耳花入

象の鼻のように見えるんだけど、龍と云うんだよな


・「火襷」…備前火襷水指

火襷の景色はともかく、ナリがいい

・「楽焼」…黒楽茶碗 銘 俊寛 / 赤楽茶碗 銘 鵺

見過ぎて、飽きちゃったかな
のんこうに興味がないからかも


・「柳営御物」…唐物肩衝茶入 銘 遅桜

大名物「初花」に劣らぬものとして名付けられた、とか
上部が張ってやや腰高
あまり感心しないな


・「六祖図」…六祖破経図 梁楷筆

達磨さんから第6代の禅宗の祖師の一人、慧能のこと
彼が経を破っていることで、禅における「不立文字」を示す、とか
でも、実際に六祖慧能が経を破ったというエピソードは伝わっていない、とか
「不立文字」は「茶人文盲」という批判の言い訳にはならない
禅と茶
それを兼帯する茶人が一体どれだけいただろうか?
そもそもの「茶人文盲」と言われる意味を、茶人はよく噛みしめ内省すべきだと思う


・「碗・椀」…黒塗一文字椀 伝盛阿弥作

「伝盛阿弥作」とは「盛阿弥作とはいえない」と言うことで、“盛阿弥作じゃないだろう”と読んでいる
いずれにしても、ステキ
直線的な形とスムーズな塗りがいいな





以上、備忘録&また観たときのためのメモ
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by so-kuu | 2012-09-07 06:24 | 茶道具 | Comments(0)
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