湯木美術館 名物記に載せられた茶碗と名碗たち -高麗・樂・国焼を中心に-

湯木美術館を訪ねた。

湯木貞一さんの好みは、
なんというか、昭和の数寄者の一典型、という感じがする
というのは、僕だけかな?
志野やら、黄瀬戸やら、仁清・乾山やらを賞翫する、割と華やかなイメージ。
料理人さんだから、そういう風になりやすいのかな。


2012年春の企画展は
「名物記に載せられた茶碗と名碗たち -高麗・樂・国焼を中心に-」

お茶碗。
何かよい出会いがあればいいなー、と思って出かけた。

○大井戸茶碗 銘「對馬」

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口辺に1か所ニョキッと出っ張りがあるのが特徴だな。
上手、とは言えない。
但し、全体には、形もなかなかによい。
口径は15センチを切る割りに、大らか。

◎彫三島茶碗 銘「外花」

僕は彫三島は好きで、良く観るけれど。
これはいいなあ。
いわゆる、外花の手で、銘も「外花」。
肌は赤い系、静か、おとなしい。
自然に開いたなりが、端正で実に好もしい。
見込底には窪み有。

○志賀焼熊川形茶碗

對馬の産。
形は熊川のようで、カワイイ。
肌は玉子手風。
雨漏あり。必ずしも好みではないけれど、汚らしい感じはないかな。

△古唐津茶碗 銘「富士」

鬼熊川風の形。
ゆがみ、というか、ひしゃげ、というか。

○色絵武蔵野文茶碗 仁清作

面白いデザイン、というところか。
名作「片男波」ほどではないけれど。
白釉の流し掛けがキレイ。
素地がほの赤いのも、優美。

茶席再現展示の道具組みも面白かった
特に印象的だったのは…

・自在 真塗大徳寺棒 益田鈍翁所持
塗の棒の自在。
木地の鄙びた自在でないのも、面白いかも。

・炉縁 昔形栗投 如心斎判

ほとんどが面取、という感じの投栗。

志野「広沢」とか、
柿の蔕とか、
長次郎、とか、
色々あったけど、

とりあえず、以上。
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by so-kuu | 2012-04-21 11:30 | 茶道具 | Comments(0)
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