【大先生語録】 茶会をするということは…

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(社中の稽古茶会があった後、大先生にお話を伺った…)
 
あたくしの茶室でなくって、よそ様のお茶席を借りてでも、自分で茶会をやってみる、というのは大事なことですよ。

貸茶席では、大体の道具も揃っていて、どなたも茶会の席持ちが出来るんですから。
自分でご亭主になって茶会をやってみると、勉強になるものよ。

ただし、全部借り物ではダメですよ。
お茶碗一つでも、自分の好きな道具を出して、お客様をしてみる。

そうするとねえ、楽しいもんですよ。

何も立派なものでなければいけない、ということはない。
自分が、好きだ、と思えるものを使って、自分なりの茶の湯をやってみよう

そういうことが大事。
実に楽しいわよ。

すると、段々に、茶の湯というものがわかってくる。

お花だって同じ。
茶席のお花ってのは、掛物と並んで、まず席入りしてお客がまず初めに見る、大切なもの。
亭主が自分で花を用意して、自分で活ける。
茶の花は、流儀花のようなルールがない。
とりわけ立派な花を用意する必要もない。
けれども、だからこそ、ご亭主の人間そのものが茶花に表れる。

道具でも、お花でも、ご亭主自ら用意することが大事。
それがお茶であり、また、それが茶の湯の修業なんですよ。

それから、お懐石。
あたくしも、今でこそ、やりきれなくなって、料理屋を頼みますけれど。
昔は、全部、自分で丹精しましたのよ。
お懐石があって濃茶があるのが茶事なんですから。
普段の稽古は、いってみれば、茶事の割り稽古なんです。
お茶のお点前だけ出来れば茶の湯、ではないんです。
季節に合わせ、お客さまを思って、献立を吟味して、材料を整えて。
自分で全てお懐石を作る…楽しいものですよ。

また。
お茶人は目が利かないと。
目利きでないといけません。
ピシッと目が利かないと、茶の湯はできませんよ。
それには、よいものを見ること。
方々へ出向き、お呼ばれして、本当によいものに触れること。

…まあ、いろいろありますが。

そういうことです。

少しずつでも、一所懸命なさることよ。



(ありがとうございました)
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by so-kuu | 2009-10-05 19:39 | 茶事 | Comments(0)
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