【追悼】 「無心」 … 第十三代中里太郎衛門さんの言葉

  
 
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昔の朝鮮のものはいい。

現代の、日本のものは、ダメだ。

我が強くていかん。

すぐに飽きて、使えなくなってしまうよ。

無心。

それが大事。


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中里逢庵(第十三代・中里太郎衛門)さん。

東京新宿・高島屋の展覧会にてお目にかかった。
茶碗の観方ついて、唐津焼について、桃山・朝鮮の陶技について、現代の茶陶について、1時間ほども、お話を伺った。
素朴で飾らない、気さくなお人柄と、手のひらから語られるような、力強い言葉に、惹かれた。


ご逝去に際し、ご冥福を心よりお祈りします。



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中里逢庵さん死去:500人が最後の別れ /佐賀
 
 日本芸術院会員で唐津焼の重鎮・中里逢庵さん(享年85)の葬儀が16日、唐津市鏡の葬祭場でしめやかに執り行われ、文化関係者ら約500人が最後の別れを惜しんだ。

 地元の保利耕輔自民党政調会長の代理で参列した夫人や古川康知事夫人の弔辞に続き、坂井俊之市長も「唐津の文化財保護活動の柱となって文化財の保存と伝統文化継承に尽力いただいた」と遺徳をしのんだ。

 読経の中、参列者が次々に焼香。自慢の作品を手にほほ笑む柔和な逢庵さんの遺影に手を合わせ冥福を祈った。会場には逢庵さんの作品や写真パネルも展示され、参列者の涙を誘っていた。

 「唐津焼とたたき技法のルーツ探し」をライフワークにした逢庵さんは、作陶とともに研究旅行で世界を飛び回り、唐津焼の探求に心血を注いだ。

 後進の育成にも意欲的で亡くなる直前も自身が会長を務めた日本工匠会の作品審査のため東京へ出張するほどだったが帰宅後、容体が急変。12日、市内の病院で亡くなった。

【田中操】


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by so-kuu | 2009-03-21 15:12 | 茶人 | Comments(0)
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